スペシャルティコーヒーってどんなコーヒー？おすすめの豆３選をご紹介！

コーヒーは世界のいろいろな国で栽培されていますが、豆には個性があります。土壌、降雨、霧、日照、品種などの条件により、コーヒー豆に蓄積される養分が違ってくるからです。

スペシャルティコーヒーの一つ目の特徴である「爽やかで明るい酸味と印象的な風味特性」は、このコーヒー豆の個性を最大限に引き出し、栽培地域の特性による個性的な味わいを楽しもうとするものです。ワインのようにコーヒーを楽しもうと考えればわかりやすいかもしれません。同じフランス産のワインでもボルドー産とブルゴーニュ産では味も個性も違います。どのワインを美味しいと感じるかは人それぞれですし、場面に応じて飲み分けたり飲み比べたりするのも楽しいですよね。コーヒーも同じです。いろんな国のいろんな環境で育ったコーヒー豆のいろんな味を楽しもうというのが、スペシャルティコーヒーです。
スペシャルティコーヒーの前提として、シングルオリジン（単一の地域で生産されたブレンドされていないコーヒー）であることが重要になります。ブレンドコーヒーは味が安定していて美味しいですが、スペシャルティコーヒーは生産地の違いによる豆の個性を楽しむ飲み方なのでブレンドはできません。ブレンドコーヒーにはブレンドコーヒーの良さがありますが、スペシャルティコーヒーはこれとは違うコーヒーの楽しみ方だとご理解ください。
コーヒーに酸味があることも、スペシャルティコーヒーの特徴になります。コーヒー豆の特性は、酸味に現れるからです。酸味の強さではなく、酸味の質が重要です。生産地ごとに異なる酸味の質を楽しむのが、スペシャルティコーヒーの飲み方です。そのため、スペシャルティコーヒーは、比較的浅めの煎り方になります。深い焙煎にしてしまうと酸味よりも苦みが強くでてしまうため、生産地の違いによるコーヒー豆の個性を味わうことができなくなってしまいます。

二つ目の特徴である「豆からカップまで一貫した生産体制と徹底した品質管理」は、From seed to cupと呼ばれる考え方です。コーヒー豆の栽培からコーヒーカップに淹れるまでの全ての工程をしっかり管理しようとするものです。そのためには、コーヒー豆がどうやって栽培されどこからきたのかを把握しないといけません。生産者さんから直接豆を入手することが必要になりますので、スペシャルティコーヒーの一つ目の特徴であるシングルオリジンにもつながります。美味しいコーヒーを飲みたいコーヒー通であれば、From seed to cupには拘りたいですよね。

初めてガヨマウンテンに挑戦したいあなたには、酸味と苦みのバランスがとれたArizka Red Honeyをじっくり味わっていただきたいと思います。食後や仕事中の一杯であれば、すっきりした味わいのZikri Fully Washed（中浅煎り）もいいですね。

酸味のあるコーヒーが得意ではないあなたには、中煎りの豆をお勧めします。Zikri Fully Washed（中煎り）では、しっかりした苦みとともにガヨマウンテン特有のフレーバー（酸味）をわずかに感じることができます。Olif Wet-hulled（中煎り）では、さらに苦みとコクを味わえます。お口に合うようでしたら、ガヨマウンテンのフレーバーをより強く感じられる中浅煎りもお試しください。

ガヨマウンテンコーヒー特有のフルーティな味わいをガツンと楽しみたいスペシャルティコーヒー通のあなたには、Naturalがお勧めです。苦いコーヒーは苦手だなというあなたにもお勧めです。