コーヒーとSDGsの関係とは?地球と生産者を守るサステイナブル・ガヨコーヒーの取り組み

そもそもSDGsとは?コーヒー産業との関係をわかりやすく解説

SDGsとは?

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SDGsは、「エス・ディー・ジーズ」と読みます。Sustainable Development Goalsの略語で、日本語では「持続可能な開発目標」と言います。SDGsは2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択されました。MDGsは主に開発途上国での活動を対象として2015年までの達成を目指していましたが、SDGsは先進国を含むすべての国での活動が対象で2030年までの目標を掲げています。気候変動など先進国により大きな責任がある地球的問題があることが明らかになってきたこともあり、途上国だけでなく先進国にも解決すべき課題がたくさんあるよねということに気づいた点がSDGsの新しい点です。SDGsは17のゴール(目標)と169のターゲットから構成されており、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。17のゴールには、それぞれイメージカラーが設定されています。17のイメージカラーを円状に並べたものが、上に示したSDGsカラーホイールとよばれるカラフルなアイコンです。どこかで見かけたことはありませんか?

SDGsとコーヒー産業との関係

コーヒーは、赤道を挟んで北緯25度から南緯25度までのコーヒーベルトと呼ばれる地域が栽培に適しています。那覇市は北緯26度なので、コーヒーベルトは那覇市より南の地域です。日本のほとんどの地域はコーヒーベルトから外れていますので、日本ではあまりコーヒーが生産できません。
日本人がコーヒーを楽しむためには、豆を外国から輸入するしかありません。日本は小麦や牛肉などの農産物もたくさん輸入していますが、小麦や牛肉ではアメリカやオーストラリアなど先進国からの輸入がほとんどです。コーヒーは違います。コーヒーベルトは開発途上国が多いので、コーヒー豆の輸入は途上国からの輸入になります。コーヒーと途上国の開発問題は切り離せませんので、コーヒーはSDGsを考えていく上でとても良い題材だと思います。
コーヒーが嗜好品である点も見逃せません。コーヒーは人生をとても豊かにしてくれますが、飲まなくても栄養不足になるわけではありません。コーヒーは好きで飲んでいるだけなのですから、せめて迷惑はかけたくないという気持ちも生まれてきます。好きで飲んでいるコーヒーくらいはSDGsに配慮し、地球環境や生産者さんに迷惑をかけずに楽しみたいという気持ちになりやすいのではないでしょうか?

コーヒー業界が直面している環境・社会課題とは?

途上国の貧困:安すぎるコーヒーの裏側

消費者目線にとってコーヒーの価格が安いことは良いことですが、安すぎるコーヒーを飲み続けると何が起きるのでしょうか?

日本の飲食業界では、フェアトレードやオーガニックといった付加価値を持たない普通のコーヒーの原価率を3%以下とするのが常識だそうです。料理の原価率が20-30%、ビールは30%、ワインが25-40%であることに比べ、コーヒーの原価率は極端に低いです。そして、原価率3%のうち1%だけが途上国のコーヒー農家に届くそうです(下記参考図書参照)。消費者が安すぎるコーヒーを飲み続けると、コーヒー農家も低品質低価格な豆を大量に生産するしかありません。高品質で美味しいコーヒー豆は、市場から消え去ってしまうかもしれないのです。

アチェのコーヒー農家がどのような経営状況になっているかについては、後日別の記事でご紹介したいと思います。

環境破壊:農薬問題や森林破壊

コーヒー栽培が地球環境に与える負荷をゼロにすることはできませんが、できる限り環境を破壊しない方法で栽培をする必要があります。

コーヒーには、大きく分けて二つの栽培方があります。シェイドグロウン栽培(日陰栽培)とサングロウン栽培(日向栽培)です(下記参考図書1参照)。シェイドグロウン栽培は、コーヒー畑にコーヒーと共にシェイドツリーという日陰樹を植え日陰樹と共生する伝統的な栽培法です。品質が高いコーヒー品種であるアラビカ種は、高地で昼夜の温度差が激しい生育環境を好みます。日陰樹の木漏れ日の下で育てるのが最適な栽培環境です。シェイドグロウン栽培では日陰樹の落葉が地面を覆うので、土壌の保湿力が高まり肥料を減らすことができると言われています。日陰樹は深く根を張るので、土壌流亡防止にも良いとされています。直射日光が地面にあたりにくくなるため、雑草防止にも良いそうです。もともとの森林に近い形で栽培するので、森林保全につながらる栽培法だと言えます。これに対し、日陰を必要としないロブスタ種などでは、サングロウンとよばれる日陰樹を切り払った栽培が行われます。サングロウン栽培は機械化がしやすく生産性が上がるため、安すぎるコーヒーの栽培法として広まるようになりました。2010年のデータでは、世界のコーヒー栽培のうち伝統的なシェイドグロウン栽培は24%のみになっています(下記参考図書2参照)。

気候変動

コーヒー栽培は、年間平均気温が20℃から25℃程度で昼夜の寒暖差が大きく、年間1,500mmから2,500mm程度の降水があり、水はけが良く肥沃な火山性の土壌がある農地が適地です。より品質が高いアラビカ種では、標高500mから2,500mであることも必要です。気候変動により、コーヒー畑の環境は大きく変化しています。これまでの畑でコーヒーが栽培できなくなってしまった場合は、新に土地を確保して森林を切り開き収穫まで3年待たないといけなくなります。コーヒー農家にとって、気候変動は深刻な問題です。

私たちが貢献しているSDGsの目標と具体的取り組み

サステイナブル・ガヨコーヒーが取り扱っているコーヒーは、サステイナブルでSDGsなガヨマウンテンコーヒーです。どうしてなのか、ご説明させてください。

SDGsゴール1:貧困をなくそう

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SDGsゴール1「貧困をなくそう」は、あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つことが目標です。

ゴール1に関連するターゲット1-2は、「2030年までに、それぞれの国の基準でいろいろな面で「貧しい」とされる男性、女性、子どもの割合を少なくとも半分減らす。」です。

ガヨマウンテンコーヒーを生産しているインドネシアのアチェ州は、貧しい州なのでしょうか?インドネシアでは、一人あたり月収入595,242ルピア(約5,278円)以下が貧困層とされています。2024年9月の統計によれば、インドネシア全国では人口の8.6%が貧困層に該当するのに対し、アチェ州では貧困層が12.6%にのぼります。インドネシアには38の州がありますが、アチェ州の貧困割合は10番目の多さです。アチェ州は、インドネシアの中でも貧しい州だと言えます。ターゲット1を達成するには、少なくともアチェ州の貧困率を半分に減らさなくてはいけません。

当店は、このアチェの農家さんから買いたたきをしない形でコーヒー豆を購入しています。さらに、From Seed to Cup, Cup to Seedコンセプトを導入してアチェのコーヒー農家さんを経済的に支援しています。具体的には、当店のコーヒー売り上げの一部をコーヒー農家さんに直接還元しています。もっとたくさん当店のガヨマウンテンコーヒーを飲んでいただき、より多くのお金を農家さんに還元したいと思っています。

SDGsゴール3:全ての人に健康と福祉を

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SDGsゴール3「全ての人に健康と福祉を」は、だれもが健康で幸せな生活を送れるようにすることが目標です。

ゴール3に関連するターゲット3-4は、「2030年までに、予防や治療をすすめ、感染症以外の病気で人々が早く命を失う割合を3分の1減らす。心の健康への対策や福祉もすすめる。」です。

インドネシアの平均寿命は、2021年時点で68.3歳です(下記WHOウェブサイト)。日本は84.5歳ですので、大きな差があります。インドネシアの農家さんにとっての問題は、適切な医療サービスを受けられないことです。農家さんは自分で食料をつくることができるので食べ物には困りませんが、現金収入がないと病院で検査を受けたり入院したりすることができないのです。

SDGsゴール1「貧困をなくそう」でも説明しましたが、当店はアチェのコーヒー農家さんが少しでも健康な生活が送れるよう経済面の支援を行っています。

SDGsゴール4:質の高い教育をみんなに

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SDGsゴール4「質の高い教育をみんなに」は、だれもが公平に、良い教育を受けられるように、また一生に渡って学習できる機会を広めることが目標です。

ゴール4に関連するターゲット4-3は、2030年までに、すべての人が、男女の区別なく、無理なく払える費用で、技術や職業に関する教育や、大学をふくめた高等教育を受けられるようにする。」です。

インドネシアのような途上国では、意欲と能力があるのに経済的理由で高等教育への進学を断念せざるを得ない人がたくさんいます。このような人たちに会うたびに、自分は大学に行かせてもらえたのだからもっと真剣に勉強すべきだったと反省モードになってしまいます。

SDGsゴール1「貧困をなくそう」でも説明しましたが、当店はアチェのコーヒー農家さんが少しでも質の高い教育を受けることができるよう経済面の支援を行っています。

SDGsゴール5:ジェンダー平等を実現しよう

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SDGsゴール5「ジェンダー平等を実現しよう」は、ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図ることが目標です。

ゴール5に関連するターゲット5-5は、「政治や経済や社会のなかで、何かを決めるときに、女性も男性と同じように参加したり、リーダーになったりできるようにする。」です。

ガヨマウンテンコーヒーの生産には、コーヒー豆の収穫と不良豆の選別工程においてたくさんの女性が従事しています。それだけではなく、女性がリーダーとなっているコーヒー生産者グループもあります。今はまだその品質を確認している状態ですが、将来的には女性コーヒー生産者グループからコーヒーを仕入れて日本で販売したいと思っています。

SDGsゴール8:働きがいも経済成長も

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SDGsゴール8「産業と技術革新の基盤をつくろう」は、すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進することが目標です。

ゴール8に関連するターゲット8-3は、「働きがいのある人間らしい仕事を増やしたり、会社を始めたり、新しいことを始めたりすることを助ける政策をすすめる。特に、中小規模の会社の設立や成長を応援する。」です。

私たちが取引をしているのは、日本で6次産業化を学び日本が大好きな研修生が2021年の帰国後に現地で新たに設立したRoku Agri社です。社名のRokuは、6次産業化の6(ロク)からとりました。私たちは、アチェの若者が現地に設立した新しい小規模の会社であるRoku Agri社を育て応援していきたいと思っています。

SDGsゴール9:産業と技術革新の基盤を作ろう

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SDGsゴール9「産業と技術革新の基盤をつくろう」は、強靱なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業を推進するとともに、技術革新の拡大を図ることが目標です。

ゴール9に関連するターゲット9-2は、「だれも取り残されない持続可能な産業化(技術がすすんで、農産物を加工したり、工場で物をつくったりできるようになること)をすすめて、2030年までに、それぞれの国の状況に応じて、雇用と国内総生産(GDP)に占める農業や漁業など以外の割合を大きく増やす。」です。

私たちは、コーヒーの生豆を輸入して日本で焙煎するのではなく、インドネシア・アチェ州の専門家が焙煎した焙煎済みのコーヒー豆を取り寄せています。弊社の専用冷蔵庫で密封保管すれば品質の劣化はほとんどありませんし、こうすることによって現地の産業化(農産加工)が進むと考えているからです。当店のガヨマウンテンコーヒーは、現地の産業化に貢献できるコーヒーです。

SDGsゴール10:人や国の不平等をなくそう

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SDGsゴール10「人や国の不平等をなくそう」は、世界中から不平等を減らすことが目標です。

ゴール10に関連するターゲット10-2は、「2030年までに、年齢、性別、障がい、人種、民族、生まれ、宗教、経済状態などにかかわらず、すべての人が、能力を高め、社会的、経済的、政治的に取り残されないようにすすめる。」です。

同じ地球に住んでいるにも関わらず、世界には国境があります。どの国にも良い面と良くない面がありますが、もし私が違う国に生まれていたら今とは全く違う人生を送っていたことは間違いありません。国境を取り除くことはできそうにありませんが、コーヒーを通してつながったインドネシアの人たちとはお互いを尊重しあい笑顔でコーヒーを楽しみたいですよね。

私たちは、From Seed to Cup, Cup to Seedコンセプトを導入し、インドネシアのコーヒー生産者さんに「ありがとう!」を伝えています。

SDGsゴール11:住み続けられるまちづくりを

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SDGsゴール11「住み続けられるまちづくりを」は、だれもがずっと安全に暮らせて、災害にも強いまちをつくることが目標です。

ゴール11に関連するターゲット11-4は、「世界の文化遺産や自然遺産を保護し、保っていくための努力を強化する。」です。

世界のコーヒー生産地の中には、UNESCOの世界遺産に登録されている地域があります。ガヨマウンテンコーヒーの生産地であるインドネシアのアチェ州タケンゴン市は世界遺産に登録されているわけでありませんが、桃源郷のような美しい湖畔の街です。お酒を嗜まないムスリムの人達が長年培ってきた素敵なコーヒー文化もあります。

私たちは、アチェの素敵なコーヒー文化の仲間にいれてもらうだけでなく、それが将来にわたって続いていくことを応援していきたいと思っています。

SDGsゴール12:つくる責任、つかう責任

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SDGsゴール12「つくる責任つかう責任」は、持続可能な消費と生産のパターンを確保することが目標です。

ゴール12に関連するターゲット12-8は、「2030年までに、人びとがあらゆる場所で、持続可能な開発や、自然と調和したくらし方に関する情報と意識を持つようにする。」です。

当店は、コーヒー特にガヨマウンテンコーヒーの持続可能性に関する情報を、消費者の皆様にお届けするよう努力しています。このブログもその一つです。ブログを読んでくださった皆様は、持続可能な開発や自然と調和したくらし方に関する意識をより強くされたのではないかと思います。From Seed to Cup, Cup to Seedコンセプトを通して、消費者の高い意識をコーヒー農家さんに還元するという活動も行っています。

SDGsゴール13:気候変動に具体的な対策を

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SDGsゴール13「気候変動に具体的な対策を」は、気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取ることが目標です。

ゴール13に関連するターゲット13-3は、「気候変動が起きるスピードをゆるめたり、気候変動の影響に備えたり、影響を減らしたり、早くから警戒するための、教育や啓発をより良いものにし、人や組織の能力を高める。」です。

コーヒー農家は、どちらかと言えば気候変動の被害を受けている立場ですが、気候変動防止に貢献できるコーヒー栽培法もあります。シェイドグロウン栽培の日蔭樹は高木ですので、多くの二酸化炭素を蓄えることができます。気候変動防止という観点でも、シェイドグロウン栽培はサングロウン栽培より好ましい栽培法です。

当店はShade for Shade Tree Projectを行い、ガヨマウンテンコーヒーのシェイドグロウン栽培を支援しています。具体的にはシェイドツリーとして柑橘樹を植え、そこから収穫できる柑橘を加工して副収入を得るという活動を支援しています。詳しくは、下記リンクをご覧ください。

SDGsゴール15:陸の豊かさも守ろう

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SDGsゴール15「陸の豊かさも守ろう」は、陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図ることが目標です。

ゴール15に関連するターゲット15-4は、「2030年までに、持続可能な開発のために欠かせない山地の生態系の能力を強めるため、多様な生物が生きられる山地の生態系を確実に守る。」です。

SDGsゴール13で説明したように、当店のコーヒーはシェイドグロウンで栽培されています。シェイドグロウン栽培は、森林保全だけでなく生物多様性の保全にもつながる栽培法です。日陰樹が渡り鳥の住処になったり、餌を探しに日陰樹にやってくる鳥がコーヒーの害虫を食べてくれたりするからです。

当店はShade for Shade Tree Projectを行い、ガヨマウンテンコーヒーのシェイドグロウン栽培を支援しています。

SDGsゴール17:パートナーシップで目標を達成しよう

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SDGsゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」は、世界のすべての人がみんなで協力しあい、これらの目標を達成することが目標です。

ゴール15に関連するターゲット17-11は、「開発途上国からの輸出を大きく増やす。特に、もっとも開発が遅れている国ぐにの世界の輸出にしめる割合を2020年までに2倍に増やす。」です。

コーヒーを介して実行できるSDGsでは、これが一番大事かもしれません。そうです。私たちを含め世界の人がみんなで協力しあって目標を達成することです。しかし、国境を越えたグローバルなパートナーシップを築くのは簡単ではありません。消費者も生産者もお互いのことが見えにくいからです。サステイナブル・ガヨコーヒーでは、少しでもお互いのことが見えるように情報発信を行っています。コーヒーのパッケージも、アチェのコーヒー生産者グループメンバーの顔をイラストで表現しました。

“SDGsコーヒー”とフェアトレードやオーガニック等との違いとは?

コーヒーには、フェアトレードやオーガニックといった「付加価値」のついたコーヒーがたくさんあります。それぞれ環境や経済などいろいろな側面からどのような「付加価値」がついているのかを説明しており、その違いはどの側面に重点をおいているかです。

いずれも素晴らしい取り組みなのですが、欠点もあります。「付加価値」がついていることを証明したい場合には第三者の認証機関にその事実を認証をしてもらう必要があるのですが、その費用が極めて高額なのです。そして、その認証費用は最終的には消費者の皆様が負担することになってしまいます。認証を受けていないからといって、「付加価値」がないわけではありません。それが本当なのかどうか消費者が識別できないだけです。サステイナブル・ガヨコーヒーは、認証機関の認証を受けていなくても、商品の付加価値が消費者に丁寧に説明されているのであれば(つまり消費者が付加価値の有無を自ら判断するに必要な情報が提供されているのであれば)、それで充分だしその方がわかりやすいと考えています。

ここでは「付加価値」のついたコーヒーにどのような種類があるのかを簡単にご紹介します。あくまでもその概念を説明しているだけであり、認証機関が定めた認証基準を詳しく説明しているわけではありません。ご関心のある方は、各認証機関のウェブサイトで追加の情報収集をしていただくようにお願いします。

フェアトレードコーヒー

フェアトレードは、「透明性を高めるなど先進国と途上国間で不公平が生じないよう工夫をした国際貿易」のことです。このフェアトレードで取引されているコーヒーが、フェアトレードコーヒーです。フェアトレードには認証制度があり、農家からコーヒー豆を買い付ける際に最低価格を保証するなどの活動が実施されます。トレードは貿易という意味ですので、経済面に重点を置いた取組であることがわかります。

サステイナブル・ガヨコーヒーはコーヒー生産者さんと直接顔が見える取引を行っており、買いたたきがないよう価格を設定しています。認証は受けておりませんが、フェアトレードの精神には賛同しています。

レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー

レインフォレスト・アライアンス認証は、「コーヒー生産者がより持続可能な方法を実践して、農園管理を向上させることにより、生産性と収益性を高める」ことを目指しています。レインフォレストは熱帯雨林という意味ですので、環境保護と持続可能な農業に重点を置いた認証であると言えます。

サステイナブル・ガヨコーヒーは、シェイドグロウン栽培など持続可能なコーヒー栽培を推進しています。認証は受けておりませんが、レインフォレスト・アライアンスの精神には賛同しています。

オーガニックコーヒー

オーガニックコーヒーは、有機栽培で栽培されたコーヒー豆で作られたコーヒーのことです。日本で正式にオーガニックと認可されるためには、有機JAS認証を取得する必要があります。オーガニックコーヒーはより安全性が高いと言えますが、コーヒーの場合は美味しさとは関係しないと言われています。オーガニックコーヒーとその他のコーヒーの大きな違いは、海外から生豆を輸入する際に虫を駆除する燻蒸処理の有無です。オーガニックの生豆でも虫が発見される場合がありますが、燻蒸処理を受けた時点でオーガニック認証を受けることができなくなります。オーガニック認証を受けているコーヒーは、燻蒸処理を受けていないことが確実です。生豆を輸入して日本で焙煎したその他のコーヒーは、燻蒸処理を受けた豆である可能性が否定できません。

サステイナブル・ガヨコーヒーが豆を買い付けている農家さんは有機栽培を行っているわけではありませんが、農薬に無駄な費用を費やすことはしたくないと言っています。手作業で下草の除草をすることが難しくなった場合だけ、注意深く最小限の除草剤を使っているそうです。また、サステイナブル・ガヨコーヒーは生豆ではなく現地で焙煎済みのコーヒーを空輸しています。生豆を輸入しているわけではありませんので、輸入に際して燻蒸処理を受けることはありません。

スペシャルティコーヒー

スペシャルティコーヒーは、爽やかで明るい酸味と印象的な風味特性があり、豆からカップまで一貫した生産体制と徹底した品質管理がなされているコーヒーです。前者はは味わいに関する特徴、後者は品質に関する特徴です。スペシャルティコーヒーは、コーヒーの品質や楽しみ方を重視した概念だと言えます。

認証は受けておりませんが、サステイナブル・ガヨコーヒーの味わいと品質はスペシャルティコーヒーそのものです。

サステイナブルコーヒー

「コーヒーで読み解くSDGs」という本によれば、サステイナブル(持続可能な)なコーヒーは「今の世代が楽しんでいるのと少なくとも同じくらい美味しいコーヒーを、将来の世代も楽しむことができるようにするために努力しているコーヒー」のことです。フェアトレードやレインフォレスト・アライアンスなどの概念を含んだ大きな概念になりますが、必ずしも上記全ての認証に合致していないといけないわけではありません。今のところ、サステイナブルコーヒーというカテゴリーの認証制度はありません。

サステイナブル・ガヨコーヒーは、店名からわかるとおりサステイナブルにこだわったサステイナブル・コーヒーです。サステイナブルであるためには、環境、経済だけでなく文化も大切だと考えており、ガヨマウンテンコーヒーの生産地であるインドネシア・アチェの素敵なコーヒー文化を応援しています。

SDGsコーヒー

SDGsコーヒーは、SDGs実現にこだわったコーヒーのことです。サステイナブル・コーヒーと同様に、フェアトレードやレインフォレスト・アライアンスなどの概念を含んだ大きな概念になりますが、必ずしも上記全ての認証に合致していないといけないわけではありません。今のところSDGsコーヒーというカテゴリーの認証制度はありません。

これまでこのブログを読んでいただいた方はお分かりだと思いますが、サステイナブル・ガヨコーヒーはSDGs実現にこだわったコーヒーです!

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SDGsは、世界中のみんなが取り組まなくてはいけない課題です。私たちがコーヒーを介してSDGsに貢献できることは何でしょうか?そうです。美味しいSDGsコーヒーを飲むことです。美味しいSDGsコーヒーを飲んで、SDGs達成に貢献しましょう!
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